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きょうだいで実家を「共同オーナー」として貸し出すのはNG?将来必ず揉める賃貸運用の罠

  • 執筆者の写真: 丸伊不動産 合同会社
    丸伊不動産 合同会社
  • 5 日前
  • 読了時間: 6分

更新日:1 日前


「親が残してくれた沖縄の実家、売るのももったいないし、みんなで『共同オーナー』として家賃を分ければ一番平等じゃない?」

「今はきょうだい仲も良いし、共有名義のまま賃貸に出せば、誰も損をせずに不労所得が入るさぁ」

実家の相続を前にして、あるいは相続を引き継いだ40代〜60代の皆様の間で、このような「きょうだい全員での賃貸運用」を検討される方が増えています。一見、誰も傷つけず、思い出の家も残せる最高のアイデアのように思えますよね。

しかし、地元の不動産のプロの視点から警告させていただきます。「きょうだいで共同オーナーになって実家を貸し出す」という選択は、将来ほぼ100%の確率で親族間に修復不可能な亀裂を生む『泥沼の罠』です。

湿気が多く台風の激しい沖縄だからこそ、賃貸経営を共有名義でスタートすることには恐ろしいリスクが付きまといます。今回は、なぜ共同オーナーがNGなのか、そのシビアな理由と本当の解決策を分かりやすく解説します。

1. 毎月の家賃は分け合えても、沖縄特有の「莫大な修繕費」は分け合えない

「家賃収入が月8万円入るから、きょうだい4人で毎月2万円ずつ均等に分ければハッピーさぁ」

ここまでは誰でも想像できる甘い見通しです。問題は、「お金が出ていくとき(修繕)」に発生します。

四方を海に囲まれた沖縄では、建物の維持管理コストが本州の数倍と言われています。誰も住んでいなかった実家を人に貸し出す以上、雨漏りや設備の故障はオーナー(家主)の責任で直さなければなりません。

⚠️ その修繕費、誰が今すぐポケットマネーから出すの?

  • 「台風の暴風で屋上のタンクが壊れて水漏れが始まった。急いで直すのに50万円かかる」

  • 「コンクリートにひびが入って中の鉄筋がサビる『爆裂現象』が起きた。構造補修と外壁塗装で150万円必要だ」

こうした事態が起きたとき、きょうだい全員が同じように「じゃあみんなで均等に数十万円ずつ出し合おう」と、すんなりお金を出せるでしょうか?

「うちは子どもの教育費(高校・大学の学費)で今それどころじゃないさぁ」「生活が苦しいから修繕費なんて払えない、家賃の中から少しずつ引いてよ」と言うきょうだいが必ず出てきます。しかし、雨漏りは待ってくれません。結局、連絡を取り合ったり手続きを担当したりしている「窓口のきょうだい(主に長男など)」が一時的に大金を立て替えることになり、「なんで私ばかりが苦労して、お金まで負担しないといけないわけ?」と不満が爆発するのです。

2. 退去が発生したときに訪れる「出口の意見の不一致」

「何とか最初の数年は修繕費も出し合って乗り切った」としても、本当の地獄は入居者が退去したときにやってきます。

数年後、店借人(たなかりにん)が引っ越して再び空き家になったタイミングで、次のステップをどうするか。ここで共有名義の最大の弱点である「全員の同意が必要」という法律の壁が立ちはだかります。

きょうだいの意見は一致

賃貸スタート時

「みんなで仲良く家賃を分け合おうね」と、足並みを揃えて共同オーナーとしてスタート。

それぞれの生活環境の変化で意見が分裂

5年後(最初の退去)

入居者が退去。さらに家の中を直す必要が出てきた段階で、きょうだいたちの意見が完全に割れます。

実家が完全に「塩漬け」の負債へ

さらに放置された未来

法律上、共有名義の不動産は1人でも反対すると売却も大規模リフォームもできません。

話し合いがまとまらないまま放置され、実家は再び空き家となり、湿気でカビだらけ、庭はハブの棲み処(ヤブ)へ。次の世代(子どもや孫)に権利が枝分かれし、身動きが取れない「負の遺産」が引き継がれてしまいます。

3. 大切なきょうだい仲を守るための「2つの正しい解決策」

財産を引き継いだことで、かつての仲良しきょうだいが絶縁状態になってしまうことほど悲しいことはありません。40代〜60代の皆様の代で、トラブルの種を完全にゼロにするための正解は以下の2つです。

① 実家を今すぐ売却して現金で分ける「換価分割(かんかぶんかつ)」

最もおすすめで、現代の相続で一番選ばれている方法です。

実家を古い状態のまま売却し、諸経費を差し引いて残った「綺麗なお金」をきょうだいの人数で1円単位まで平等に分け合います。これなら不公平感が一切なく、将来にわたる管理の手間や修繕費のなすりつけ合いも一瞬で消えてなくなります。

② 不動産を「1人」の単独名義にして貸し出す

どうしても賃貸運用したい場合は、共有名義にせず、実家の名義を「代表者1人」に完全に集約します。

その代わり、家を引き継いだ人は他のきょうだいたちへ、土地・建物の価値に見合う「代償金(現金)」を自分のポケットマネーから支払って納得してもらいます。その後は、名義人となった1人がすべての家賃収入を得る代わりに、将来の修繕リスクや空室リスクも1人で100%背負うという形です。これなら、他のきょうだいに迷惑がかかりません。

4. まとめ:親族会議の前に、まずは「実家の一括査定」をしよう



「とりあえず貸そうね」という悪気のない一言が、数年後に家族をバラバラにする引き金になります。2024年からスタートした相続登記(名義変更)の義務化もあり、不動産を曖昧な名義のまま放置することは国からも厳しくペナルティ(罰金リスクなど)が課される時代になりました。

きょうだいたちと前向きで具体的な話し合いをするために、まずは「この実家、今の沖縄の市場で一括売却したらいくらになるわけ?」という客観的な査定書をプロに作ってもらいましょう。

現在の沖縄は慢性的な土地不足で地価の上昇が続いており、建物がどれだけ古くても土地として驚くような価値がついているケースが多々あります。「500万円の現金を一瞬でみんなで等分できる」という具体的な数字が見えることで、「リスクを背負って共同オーナーなんてやるより、今すぐきれいに売却して分けた方が全員が安心さぁ」と、驚くほどスムーズに次のステップへ進めるようになります。

🏠【沖縄の相続・遺産分割に強い】名義のトラブルを未然に防ぐ当社の「無料簡易査定」

当社では、沖縄本島全域の地域密着型不動産会社として、これまで数多くの「きょうだいが多い実家の換価分割・スピード売却」を円満にサポートしてまいりました。

  • 「荷物もそのままで」現地調査・査定OK: 室内のお片付けや庭の草刈りが手付かずの状態でも、データから土地の正しい価値を評価します。

  • 専門家とのワンストップ連携: 複雑な沖縄特有の親族間のお話し合いのアドバイスから、提携の司法書士・税理士のご紹介まで、皆様の負担を最小限に抑える体制を整えています。

親族が集まるお盆や清明祭(シーミー)の前に、今後の具体的な話し合いのベースとなる査定書をまずは用意してみませんか?当社の【無料簡易査定】から、お気軽にお問い合わせください。

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  • お電話でのご相談: 098-800-2556(受付時間:9時〜18時)


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